民族結婚Q&A |
Q 同胞結婚相談所のシステムについて教えてください。 A 大きく3つに分けられます。まずは日本全国にネットワークを広げていること。 結婚相談所に登録した人たちの傾向を見ると、当然のことですが、男女を問わず相手に対する要求が具体的かつ多様です。といっても、さまざまな要求に適う相手を見つけるためには、一部の県や地方の枠内では限られてしまいます。そこで、日本全国を網羅したネットワークつくりが必要となってくるのです。ネットワークが広がれば、対象も自ずと広がるというわけです。 現在、中央センター、7つの地方センター、37の県相談所が開設され、北海道から九州に至るまで事業範囲が広がっています。 同胞結婚相談所の主な事業は、結婚を望む多くの在日同胞を「チョンシル・ホンシル」会員に迎え入れること。そうすれば、その中から会員が求める相手を紹介し、見合いもあっ旋できます。これが結婚に至らしめる最適な方法のひとつといえるでしょう。 同胞結婚相談所では、この事業をより迅速かつ正確に行うために、99年3月からコンピューター・マッチングオンラインシステムを導入しました。現在、16の相談所に設置されています。 最後に「出会いのパーティー」。恋愛結婚を望む最近の傾向を考慮し、相談所では適齢期の男女が自然な形で出会える場を提供するため、「出会いのパーティー」、クルージング、野外バイキング、海外旅行などさまざまなイベントを企画。日本各地や海外で160回以上も行っています。 朝鮮学校出身者や日本学校出身者、総聯、民団、組織に属さない人など7000余人が参加。数多くのカップルを生み出し、恋愛、結婚に至るケースも少なくありません。交際が成立したカップルの成婚率は13.5%です。(資料提供=同胞結婚相談中央センター) [朝鮮新報 2003.1.20] |